仕事

なんでもいいから仕事がしたい衝動にかられている。それからその日暮らしの生活をしている。短期のアルバイトも、本職を見つけるのに支障がでるのでは、とか思って、やらなかった。

そろそろ本当に家賃がない。食費がない。どうしよう。何もしなくても生活費はかかる。お腹は減るのだ。

そこで、治験という方法を見つけた。これは、製薬会社が民間の人を対象にした制約の実験台募集のバイトで、一日2万〜3万になるらしい。しかも、労働と言う形ではなく、あくまで「お礼」と言う形をとるため、現金で支払われるらしい。なんてことだ、とてもいい。日本では、新しく薬を売り出す場合、7年とか8年とか実験をして、これだけやっても悪い効果はないよ、というのを示さねばならない。そうしないとお薬は売れないのです。

治験に関するサイトがいくつかあった。ヤフーとかで「治験」、もしくは「新薬」と入力したらいとも簡単に検索できる。体験談は少し嘘っぽいが、そこからわかるのは、
1.検査以外の時間は自由。読書、ゲーム、ごろ寝など何をしていてもいい。これはいい。外部との連絡を取ってもいいのなら、ちょっとした軟禁状態ではあるが、少し引きこもったようなもので、とてもいい。
2.副作用はおきない。よく噂で、死んだ人がいる、とか、いきなりブツブツがでたとか、言われているが、そんなことはないらしい。製薬会社側が制約書で他言を禁じているのかもしれないし、変な機械で記憶を消されているかもしれないが、詳細はわからない。

しかし、もう発売したい薬でもって、そんなにひどい症状がでることはないだろうし、出ても、今まで飲まなかった薬を飲んでみたくらいだろうから、収入の前には小さいことよ。

アメリカでは新薬の実験は日本よりも当たり前で、かなりの数の人がやっているらしい。まあ、9割の人間が貧しいアメリカだし、当然かな。効き目がありすぎて困りそうだけど、やっている。今までに新薬の実験で死んだ人って聴いたことがない。

なんとかなるだろう。