リボ払い

この前『下流喰い』を読んでから、金融に興味が湧いている。

ところで、リボ払いって、悪魔のようなシステムだよな。

買い物をした金額の多い少ないに関わらず、毎月の返済金額を一定に設定できるシステムだが、利息が物凄い。
ショッピングに関するリボ払いと、キャッシングに関するリボ払いとかがあって、それぞれ大体13パーセント、27パーセントくらい。
キャッシングの場合、一万円借りたとしたら、一年間で2700円の利息を払うことに。
しかも、返済が終了するまでは債権として、永遠に利息を受け取る権利が発生する。

ショッピングの場合、たいてい、何ヶ月かしたらカードで買い物をしてしまい、リボ払いで支払う金額(返済する金額、それを返済し終わるまで利息を払い続けるはめになる金額)が増えてしまう。

こうして、消費者からすると、例えば最初は軽く三万円くらい借りても、返す頃には六万円くらい払っていたという話は掃いて捨てるほど。

思うのは、基本的には労働賃金って、時間を担保にして得ているのに、金融は全く違うシステムでお金が発生するということ。
お金自体に対する価値のその時時のルール設定で、いかようにもお金を生み出す。


怖いよなー。