処世術と倫理感覚

Yuske2007-07-31


社会的に見てはっきり問題なことをしているらしい社員の人がいたので、五月頃社長に直接報告をした。


上場する際に、コンプライアンスにひっかかるリスクを回避するためだ。


社長は「この件については必ずフィードバックする」と最後に言って、二ヶ月が経過した。途中、マネージャーからはアポに移動中、軽く一言だけ話があったが、あれで終わりなのだろうか?


その後、ふとした折りに、今所属しているチームのリーダーから
「君が以前社長にちくったことだけど、なんであんなことしたの?言うなら直接言えばいいじゃん?」
と。


疑問なのは、何故彼が私が報告したことを知っているか。
そして、はたして直接指摘したほうがよかったのかどうか、だ。


そして、昨日は四月からの四半期のフィードバックがあったが、その時社長から「あの時のことに関係するんだけど、君は少し周囲からの見られ方を意識した方がいいよ。仕事をしていく上で、周囲と上手くやっていった方が仕事はやりやすいよね?」

とのアドバイスを受けた。
つまりこれは、社内に犯罪を犯している人間がいるのにも関わらず、それを見てみぬ振りをしろと言うことだ。
もしくは、そんなことを気にかけるよりは、仕事をしろよ、ということだ。


さらに、社長は続けて、上場へね社内の意識統一を語る。
そして、「ああいうことを言うのは、退職するときならいいけど、そうでないならそれ以降の社内での見られ方が悪くなるから、言わなくても良かったかもね」という意味のことを言った。


耳を疑った。


生活があるから、その場で退職を告げることはしなかったが、私にはこんな考え方は受け入れられない。
去り時だと思った。