ようやく

外資系クライアントのプロジェクトがようやくスターとします。
思えば、1ヶ月という短期間の中、よく準備が出来たと思います。

今回のプロジェクトは、実際にはまだスタート前ですが、うちの会社には
とても得るものが多かったと思います。

1.全体スケジュール
まず、プロジェクト全体のスケジュールを立てる習慣がなかったこと。
→前職がプロジェクトマネジメントだったこともあり、その時に使用していた
スケジュールシートとそっくりなシートを作成。
向こう4ヶ月分の予定を、プロジェクトがスタートする前に作成して、
考えられる先々で起こりそうな問題点を先に洗い出し、ある程度の対策も
考えておく。


こうすることで、プロジェクトがいざ問題にぶち当たった時でも、進行を
妨げることなく、進みます。
これって、案外読むと簡単なのですが、やってみると、非常に効果的です。


発想としては「雨が降るかもしれないので、傘を持って行こう」と同じです。
傘が必要なのは何日の何時分かっていれば、折りたたみ傘をカバンに忍ばせること
も簡単になります。


2.タスクリスト作成、議事録作成
これも、今の会社では、個人の頭の中にあったので、文章化して、クライアントと
共有しました。
前職では当たり前だったことも、新しい会社に来れば、特異なことでした。
議事録も同様で、そもそも議事録のフォームがないので、フォームから作成しました。

今やっているプロジェクトと同じくらいの規模のプロジェクトであれば、これを
こまめにアップデイトして提出することで、たいていのミスが事前に察知できて、
かつ、クライアントとの情報レベルの共有も可能になり、言った言わないの無駄な
議論が回避できます。
双方にとって、精神衛生上いいこと請け合いです。


3.メール履歴
メールで、アクションのエビデンスをしつこく残すのも、あまりそういった文化が
ありませんでした。
なので、逐一、メールで履歴を残すことにしました。
また、異なる二つのプロジェクトについての内容は、同一のメール内に入れない、と
いうこともなるべく周囲にもそうしていただくようにしました。
一見、無駄が多そうに見えますが、メールのアーカイブというのは最も検索がしやすい
時系列の情報なので、トピックが複数にまたがらない方が、アーカイブとしての意味が
あります。


こんな感じのことを、あと3回しかない今の会社での金曜日の夕方、思いました。