キリストはショッピングするのか?

映画評論家の町山さんのコラムが面白かったです。
アメリカではサンクスギビングからクリスマスにかけて、年末の大ショッピング商戦が起こっているようですが、本来なら、こういったものは、家族で過ごすためのもので、しかも、キリストの生誕を祝ったりするような日であるにも関わらず、ショッピングのための道具として使われていて、本来の目的を見失ってしまっています。


ま、楽しければいい、という感じなんでしょうか。


さらに恐ろしいことに、アメリカ国民全体で、年間にショッピングに使う金額は約4500万ドル(約54兆円ほど)ですが、クレジットカードの総利用金額はなんと、約4億ドル以上(約480兆円)にもなるそうです。
これは、サブプライムローンについてもどうようのことが言えますが、簡単に言うと、支払えるはずもない人たちが、マーケティング戦略などに乗せられて、不要なものを買いまくっている。そして破綻している、ということです。


怖いです。ある話によると、年収200万円の人が、サブプライムの場合、3500万円程度の家の購入を勧められ、購入した結果、結局債務超過に陥り、破綻しているようなケースが数え切れないほどあるそうです。
普通に考えて、年収200万円の人は3500万円もする家を買ってはいけません。年収の半分を家の購入に当てたとしても、支払いに35年ほどかかり、さらに金利分がありますのから、毎月ずーっと金利だけ払っていくようになるのは目に見えています。