スカウトをする側から見た、スカウトメール

転職サイトに登録している、という方も多いのではないでしょうか?
今はスカウトメールを送る側なのですが、スカウトメールの文面にも様々あります。

まず、これは一瞬で削除されるメールだな、というものと、分量でとにかく勝負なもの、あまり詳細には触れない思わせぶりな態度のものなど、
実に様々です。


外資系人材紹介会社で働いているためか、英語でのスカウトメールが沢山来ます。
そして、外人が出してくるスカウトメールは、基本的に非常に簡潔です。

日本人へのスカウトメールは今、競争が激化していて、もらっている人ではたった1日で30通くらいもらったりします。
(そこのあなた、1ヶ月で10通もらっても喜んでいる場合ではありません。上には上がいます)


また、英語力がある人材については、これまた、日本企業、外資系企業の両方からスカウトが来るため、仕事がより取り見取りの場合もあります。
(ただし、英語が出来るからといって、書類が通過するかどうかは別です。TOEIC900点くらいの人は、毎日100人くらいは仕事を探していますし、
TOEIC900点でも仕事がない人は沢山います。
アメリカの大学を卒業して、MBAを取って、年収350万円くらいの人が、市場には沢山います。恐ろしいことですが)


外国人は、そんな中でも、フットワークが軽いと思います。
スカウトメールに対しての返信も非常に早いのです。仕事中でも簡単に携帯に出ますし、向こうからかけてくることもあります。
日本人で、向こうから電話をしてくる方は、よほど行動力がある方だと思います。
また、外国人はスカウトメールへの判断も早いので、返信も早いです。


これに比べ日本人は全般的に、動きが大体半分くらいのスピードに感じます。履歴書提出にしても、作成した経験が少ないからか、完ぺき主義のせいか、非常に時間がかかります。また、英語が苦手とはいえ、英語で自分のレジュメが作成できない人が非常に多いです。

最近インド人と話す機会が多いのですが、彼らは本当に優秀です。
レジュメは、仕事経験やプロジェクト経験が非常に豊富なので、先日の方などは17ページにもなりました。
インド人のレジュメは、最低でも5ページで、8ページくらいあるのが普通です。
減らす気はありません。記入できるだけの情報を記入しないと損、と思っているような気がします。


中国人は、IT言語などの一覧表を最初に添付するのが好きです。これは、とても見やすいので、是非日本企業にも採用してほしいです。
日本人のフォーマットは、恐らくネットなどで持ってきたものがほとんどで、自分なりのレジュメを作成できている人は、恐らく20%くらいでしょう。


仕事ができる人のレジュメは、そのレイアウトでさえも、自己PRになっているくらい、美しいものです。



って、かなり長くなりました。
明日もスカウトにいそしみます。



女房から、上海に転勤になるかもしれない、という知らせあり。
私も、上海にあるヘッドハンティング会社とかに、転職しようかな(冗談)。
と、シンガポール本社のヘッドハンティング会社からスカウトメールが来たので、言ってみました。