見えない壁

知らず知らずのうちに口にする言葉が、自分たちの目の前に見えない壁を作り出している。

ある実験がある。ハエを、透明な箱の中に入れる。最初は自由に飛ばせている。途中で、壁に仕切りを設ける。ハエは頭をぶつける。何回も。本当は向こう側にいくには少し隙間があって、迂回してけば行けるのだけれど、ハエは同じところに頭をぶつけるまま。

今と同じ方法をし続けることでは、今と同じ結果しか生まれてこない。
これ、考えてみれば、格言でも何でもなくて、当たり前。

最近、周りで、困難な状況へのシニカルな批評を聞くことが多く、耳障りに感じている。私個人は、それほど自分の周囲に向けて、ポジティブな言葉を能動的に発しているかといえば、NOだが、ネガティブな、シニカルな、全てを悟ったかのようなマイナスの発言をする人にはうんざりだ。

突発的なマイナス要因、事業のマイナスポイントばかりに目が奪われがちになり、自分達で、作らなくてもいいマイナス空気を作り出しているようにしか見えない。

これは、発する「言葉」の力で変えていくことが重要。
リーダークラスの人は特に、自分の行動・言動は、1対1のときに与える以上に、周囲に影響力があるのだということを意識していて欲しい。


ふと、ある方の何気ない会話を聞いて感じた。